遠絡療法

故・柯尚志医師が対症療法や緩和医療ではなく「根本治療」としての医療を行い、痛み・しびれなどの苦悩を取り除き、心から安らかに喜んでもらおうと考案・創設したものです。

遠絡療法とは

ー Point 1 生体の流れ

体内には"血液・体液・リンパ液・髄液・神経活動など"多くの「生体の流れ」があり、これらが滞りなく循環・伝達して生命は維持されています。


ー Point 2 滞り

痛みやしびれは、様々な理由で障害物が生じ「生体の流れ」が遮られ滞りが生じたために引き起こされると考えます。
遠絡療法は、その障害物を取り除く方法です。


ー Point 3 局所性・中枢性

明確な局所に原因があるもの以外は、すべて中枢神経の不調と捉え、この中枢性の原因を痛みの種類、病態から探し出し「根本解決」をしていきます

参考出典:柯尚志.痛みとしびれの処方箋.幻冬舎ルネッサンス.2011年/消痛革命.土屋書店.2003年/いらすとや/illustAC

参考資料:小泉医院遠絡医療


遠絡療法による症例紹介


インソール療法

歩き方を分析して足の骨格を矯正することで、足・膝・腰などの負担を軽減することができます。

インソール療法とは

ー Point 1 歩行分析

背後から録画して歩き方を測定します。
①膝の角度、②かかとの傾き、③爪先の位置などを観察します。


ー Point 2 評価


①O脚:膝の負担が大きい。
②外反扁平足:ねじれストレスへの矯正が必要。
③後方荷重:疲れやすく痛みにつながりやすい。


ー Point 3 インソール

Greg woolman(NZ/足病医)の考案したインソールを用いて個人の骨格に合うように加工・調整していきます。


ー Point 4 遠絡療法の補助

歩くことは健康の基本です。
骨格を矯正し、体幹への負担を減らすことは遠絡療法の補助としても有効です。

参考出典:水野祥太朗,ヒトの足 この謎にみちたもの.創元社.1986年/Jacquelin Perry,GAIT ANALYSIS/アスレティックトレーナーテキスト アスレティックリハビリテーション,財団法人 日本体育協会/