しびれの原因
「しびれ」は色々な意味で使われます。
[1.]感覚鈍麻(感覚の低下)=触っても感覚が鈍い、冷たさや熱さが感じにくいなど
[2.]異常感覚=何もしなくてもジンジン、ビリビリする、針で刺されたような感じがする
[3.]運動麻痺(脱力)=手足に力が入りにくい、動きが悪いなど
「しびれ」は感覚受容体から末梢神経、脊髄上行路を経由し、大脳へいたる感覚伝導路のいずれかの部位に
おける異常興奮によって起こり、神経の興奮性が高まった場合には、感覚神経の自然発火によってしびれや
痛みなどの自発性異常感覚が生じると考えられています。
しびれに対する遠絡療法
遠絡療法では西洋医学で病態を観察し、東洋医学の知識を用いて施術を行います。
「痛みやしびれ」の症状が現れる箇所を「経絡の流れが悪い」と解釈し、流れを阻害するものを通すことで症状を一つ一つ取り除いていきます。
その中でも「しびれ」は「流れが完全遮断」されたために起こる症状です。
「しびれている箇所」に直接処置を施しても全く効果はありません。
例えば手の指にしびれがある場合、首が原因となって色々な箇所が詰まっているため、それらを一つ一つ取
り出す必要があります。
首から肩、肩から上腕部、上腕部から前腕部、前腕部から手首、手首から指へと順番に遮断されている部分
を取り除き、流れを取り戻していかなければならないのです。
「しびれ」の症状は安静にしていれば良くなるものではありません。時間はかかるつもりで治療する必要があり
ます。
*帯状疱疹後神経痛やCRPS(複合性局所疼痛症候群)による「しびれ」や「痛み」は、遠絡医学では神経線維が破壊され、表在感覚である温度覚・痛覚が亢進し、触覚と圧迫覚が低下している「神経線維破壊症候群」の一部と考えます。
通常の「しびれ」の考え方とは異なります。
(参考資料:柯尚志, 消痛革命,土屋書店,2007、小泉医院遠絡医療)
http://koizumi-enrac.webmedipr.jp/contents/tekio/crps.html
初診から施術までの流れ
1. 患部の確認
現在症状がある部位、最初に現れた部位、しびれの症状の1日の変化など、全体を通して患部の確認をし、どの脊髄レベルの問題かを確認します。
2. カウンセリング
事前に記入していただいた「施術申込書」をもとに今までの経過や通院歴や既往歴、現在の生活習慣などを伺います。睡眠時間や夜中に何回起きるか、食事の傾向、症状を忘れる瞬間があるかなどを聞くことで、体質を探っていきます。
3. 施術
体の中心にある経絡(任脈)に対してレーザーを当て、脳や脊髄をコントロールする督脈に作用し、身体の流れ(ライフフロー)を促進します。
4. 押し棒による施術
次に手足にある経穴(ツボ)を押し、原因箇所の脊髄に対して「神経の修復と再生」を促すプログラムを送ります。軽度の症状なら、ツボ押し後すぐに変化が現れます。
5. 今後について
症状の強さや日常生活での辛さなどに応じて今後の通院頻度について説明いたします。
また、カウンセリングの情報をもとに日常生活で気をつけること、体質にあったセルフケアなどを提案し、辛くない日常に戻れるようアドバイスいたします。
患者様の感想
●70代女性
症状:
起床時の手のしびれ、箸・ボタン・爪切りがやりづらい
きっかけ:
[1.] 3ヶ月前から親指が使いづらいことに気づく。
[2.] 総合病院にて「ガングリオンによる手根管症候群」と診断。
手術による除去が必要と言われた。
[3.] 手術に抵抗があったため、知人の紹介で千寿堂を受診した。
経過:
週2回の遠絡療法と中医学による生活指導を実施しました。
70を過ぎて手術をすることがとても怖く、知人に紹介してもらいました。しびれは時間がかかると言われましたが、食事や運動も頑張ったおかげで早く良くなったと言われました。
(70代女性 M・Cさん)
●70代男性(右腕から指先までの神経痛)
・皮膚科にて「帯状疱疹」と診断される。
・2週間後、A)腕から指先までのピリピリとしたシビレと痛みと、B)手指が腫れて、痛みが出るようになる。
・ペインクリニックを紹介され「帯状疱疹後神経痛」と診断され、内服薬を4ヶ月続けるが痛みが強くなる。
・ホームページから当院を知り、千寿堂を受診した。
ー経過ー
症状が強く毎日の生活も苦痛だったため、本人と相談して
1ヶ月目は週3回
2ヶ月目は週2回
3ヶ月目以降は週1回の施術を行いました。
ーシビレと痛みー
ー握りにくさー
何もしていないのに手が腫れて買い物袋を持つのが本当に辛かったですが、3ヶ月ごろから目に見えて変わりました。痛くない日がありがたいです。
(70代男性 H・Jさん)
●70代男性
症状:
左肘から手指にしびれ(常時しびれている)、物を掴むとしびれが強くなる、
きっかけ:
[1.] 2年前に左肘から手首にかけて発疹が出現し皮膚科を受診「帯状疱疹」と診断される。
[2.]1週間で水疱が消失。その後からしびれ、握力がなくなる(10円玉が掴めない)。
[3.]他の病院を受診し「帯状疱疹後神経痛」と診断、星状神経節ブロック(注射)を首に対して行うも効果なかっ
た。
[4.]知人からの紹介で千寿堂に受診した。
経過:
しびれによる痛みが強く辛いことから、週2回の遠絡療法を行いました。
帯状疱疹後神経痛は神経が破壊された症状です。怪我とは違い、安静にしても良くなることはほとんどありません。
発症してから施術を開始するまで早ければ早い方が、経過もよく予後も良好です。
今回は発症から2年後に遠絡療法を開始しましたが、週2回の施術を続けたかいもあり、大きくぶり返さずに「しびれ0」まで回復することができました。
しびれが現れて2年経ちました。痛み止めも効きませんし、放っておいても良くなりません。経過が長いと時間もかかると聞いてましたが、1年経たずに良くなりました。
(70代男性 T・Nさん)
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