ウォーキングシューズの選び方
千寿堂では治療・健康目的で10分以上の散歩を推奨してます。
散歩で痛みや症状が出ないようにスポーツトレーナー目線でのシューズの選び方をまとめました。
①かかとがしっかりしている
シューズのかかとは”ヒールカウンター”と呼びます。
ヒールカウンターはかかとを包みホールドする役目です。

ヒールカウンターがしっかりしていると足は安定します。
軽く柔らかいシューズはかかとを固定できないため、つま先が左右に動きやすくなり軸がブレ痛みや疲れを生じます。

10分以上歩く場合にはヒールカウンターがしっかりしたシューズを使うのがおすすめです。
②指先の余裕は1cm
足は静止した状態とグッと踏み込んだときとでは1cmほど大きさが異なります。
静止時に指先1cmほど余裕のあるシューズを選ぶのが望ましいです。

*テニスやバスケットボールなど急ストップを繰り返す競技の場合、さらにシューズの中で足が前に移動するので、1.5cmほどの余裕が必要です。
③靴底は中央より前で曲がる
靴底の曲がり具合は足の動きに合致しているかが重要です。
裸足でつま先を反らせた時の関節の支点は中央より前のため、シューズも同様のものが望ましいです。

Aは理想ですがBは柔らかすぎます。
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柔らかすぎるものは動き過ぎたり、緩衝が不十分で足裏に痛みが出やすいです。
硬いものはつま先を曲げれない負担が膝や腰にかかり疲労や痛みが生じます。
10分以上の散歩や運動では
①しっかりしたかかと・②靴底・③1cmの余裕があるシューズがおすすめです。
注 意
足にすでに痛みや変形の問題が生じている場合
「痛くない、楽な状態をつくる靴」はかえって問題を助長する恐れがあります。
痛みなどをすでに抱えている場合、まずは然るべき治療をすることが重要です。
*参考文献:Training Journal January 96,[特集 スポーツ選手の足と靴]
